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メッセージの「誤解」を解消し、「強み」にするためには

2017/4/7 ブログ グローバル・海外広報, コンテンツ企画 Minako Breadsmith

先日の投稿をご覧になった方から、「では、企業が自分たちの強みを伝えたい時、どのようにすれば誤解につながらないのか?」という質問をいただきました。

先日の記事で紹介した例文を発展させて、ひとつの解決策をご紹介したいと思います。

誤解につながる要素とは?
「日本人の繊細さが生んだ品質」で一番大きな問題になるのは、あたかも全ての日本人が繊細であり、それが他の国や人種より優れているとして伝わってしまうことです。

加えて、海外の方が見た時、以下のような印象も与えてしまう可能性があります。

・「日本人の繊細さ」による品質であれば、日系の同業他社も同じ品質が出せるのではないか。

・繊細とは、どのような点において繊細なのか。具体性がないのではないか。

具体性を求められるのは、英語の特徴といってよいと思います。逆にいうと、日本語の表現は、曖昧さを好むところがあります。

「よろしくお願いします」の同義となる英語がないことは、その代表例だと思います。
日本語を覚えたての外国人が「よろしくお願いします」と投げかけられたら、何を?どう?お願いされているの?、と悩んでしまうかもしれません。

このような言語特性の違いを理解した上で、メッセージを見直してみましょう。

具体的なエピソードで独自性を訴求する
「日本人の繊細さ」と思っていた品質を紐解いてみると、特定の部署や人に根ざしている具体的な取り組みや能力ではないでしょうか?

例えば、商品開発部が幾度となく試作を繰り返した末のレシピだったり、プロダクトデザイナーの熟練した技術力や感性だったり。

企業が強みとする品質が社員やチームによって生み出されているエピソードを紹介すれば、その企業にしかない「固有の品質」として、印象づけることができます。

誰かが誤解してしまう表現を見直すことは、言語の違いによるコミュニケーション・リスクを排除するだけでなく、企業の強みやユニークさを再確認することにもつながります。

数多の企業が新しい価値を求めて競争し合うグローバル市場においては、具体性や真実味のあるエピソードこそが注目を集めるきっかけとなるのです。