沿革

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1998年個人事務所として独立

「孤立する企業コミュニケーション担当者を助けたい」
「画一的なWebから脱却し、その企業独自のオンラインコミュニケーションを確立する手伝いがしたい」
そんな思いで独立しました。
幸い、独立前の企業経験から持ちえたリレーションで、さまざまな大企業からお声掛けいただきました。
しかし残念ながらほとんどのお客様から言われることは
「雨宮さんは企業広報経験があり、われわれのビジネスに対する理解力も高いのでとても心強い」、「ただ、その理屈に付き合うのは面倒くさいのでとにかく格好よいWebサイトを作ってくれ」
というものでした。まだまだ「Webを持つ」事が目的だった時代だったとも言えます。深い理解をもってできるだけ価値のあるサイトを作ることに注力していました。

2000年 ネットバブル期

Webの技術革新は数年おきに目覚しい進歩を遂げ、コミュニケーションに於ける表現力も飛躍的に広がって来ました。
まだCMS(コンテンツマネジメントシステム)が一般的でなかった頃、ある大手企業より「コンテンツを毎日自主更新管理できるサイトを作りたい」という要請を受け、以前より信頼を置いていたシステム開発会社とタッグを組み、一から作り上げました。このサイトは改善を積み重ね、今でも稼動しています。
同様にあるデザイン振興団体が毎年実施しているデザイン認可表彰を初めて全てオンライン化、「応募→審査→表彰→アーカイブ」のシステムを上記と同じチームで開発しました。
この時代はまた、多くのスタートアップネットベンチャーのお手伝いで夜遅くまで都内の事務所を走り回っていました。
さらに大きな波としてアメリカから大手のSIPS(Strategic Internet Professional Service)企業が何社も日本に参入してきました。彼らは「企業広報実務経験」、「Web戦略立案、制作、管理経験」、「英語能力」を持つ戦略マネージャーを探していました。光栄なことに複数の会社からオファーをいただき、よりスケールの大きいプロジェクトに関わることができるという魅力はとても大きいものでしたが、考え方に相容れないところもあり、全てお断りしました。それが原因というわけではありませんでしたが、ほとんどの企業が2年未満で退却されたのが市場の未成熟を裏付ける決定的な出来事だったといえるでしょう。

2004年 ソーシャルコンピューティングの夜明け

多くの企業はやはり3~4年おきにWebサイトのリニューアルを繰り返していました。しかしこの頃からいただくご相談やお問い合わせに少しずつ変化が現れてきました。
象徴的なキーワードで表現すると
「危機管理」、「社内コミュニケーション」、「社内統制」、「他メディアとの連携(マルチメディアからクロスメディア)」、「社外で起きていることの認知と対応」
などです。
「とにかく作ったのだが効果が見られない」、「まかせっきりにしてしまったのでこれからどう活用していけばよいかわからない」、「複数の課題があり、まずどこから手をつけてよいかわからない」というような相談を受けることが増えました。
また、日本PR協会、宣伝会議、日本経営協会など、さまざまな団体からセミナー講師のご要請をいただくことが飛躍的に増えたのもこの頃からです。セミナーを通して年間数百人の企業担当者の方とお会いし、課題や経験をうかがうことができるようになったのは非常に大きな糧になりました。

2008年 コンサルティング中心の業務体型へのシフト

Webに関わる外部企業もネット広告を扱う代理店からマーケティング支援、eコマース、インテグレーター(制作会社)、ツールベンダーなどさまざまな専門企業が現れてきました。
私どもも基本的には「コンサルティング→調査評価→戦略立案→企画制作→運営管理」という流れを顧客企業とともに作っていくお手伝いを積年続けていました。
しかし上記のような専門性の高い企業が数多く現れるにつれ、
「自分たちで立てたオンラインコミュニケーション戦略を客観的に見直し、Web制作会社のコンペティションを実施するための要件定義に落として欲しい。さらに私たち企業側に立ち、制作会社の提案の評価、制作進行のクオリティアシュアランス(品質管理)をサポートして欲しい」
「リニューアル後の継続的なコンテンツ企画の見直しをして欲しい」
「コミュニケーションツール全体を見渡してどのようなツールミックスをすればよいか提案して欲しい」
「企業合併にあわせた社内コミュニケーションの再統合の方法を考えて欲しい」
など、制作を前提としない問い合わせが増えてきました。
私たちは「それなら今リニューアルはすべきでない」といえる中立性を持ち、企業や団体のコミュニケーション活動を最適化する立場でサポートすべく、あえてコンサルティングに特化する形で、現在は活動を実施しています。

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